頑張って飲んでみた。 二歳上の貴方は心配そうに私を見つめている。無理すんな、って頭を撫でてくれるそれに女という単語が含まれていない。 コーヒー。しかもブラック。 苦い、苦いと舌が叫んでいる。 飲み終えると涙が出ていた、きっと、悔しくて。 でも彼は笑ってた。 私に向けて優しく笑いかけてくれた。 「頑張ったな、ほら」 と言って手渡されたのは私が大好きな大好きなチョコレート。 あぁ、やっぱり貴方が大好きです。 Fin