彼は私の髪を触るのが好きだ。指にくるくると絡めてキスを落とす。 「花恋ってさぁ」 「なに?」 冷静になれ。あたし。 甘えるのが大好きな年上の彼氏。後ろから抱き締められながらされるその行為にぞくりとする。 「髪キレーだよね」 そう言って髪を持ち上げられ、首がスースーした。そして項をペロリと舐められた。 「ひぅっ!!何すんの!」 流石に抵抗。 振り向けば、ニヤリと妖しく笑われた。 「肌もキレー……。触っていい?」 結局解放されたの、一時間後。あぁ、麻薬みたい。 Fin