光はその上級生と一緒に同じテレビを見たかったが、光はそれを上手く伝える事は出来ない。



自分の思いを言ったり、相手の質問に答えたりは出来るが。


はっきりしない相手の思いに、どう接していいのか?難しいようだ。



ある日、光は朝礼の時、指導員の話を聞かない上級生に注意をして、殴られてしまったらしい。



光は曲がった事が嫌いで、間違ってるとはっきりそれを口にする。



その時いた指導員の先生から、光君の取った行動は間違ってないかもしれないが、ああ言う場所で上級生に注意をするのは、あまり好ましくないと言った。



でも、光の担当の先生はとても良い人で、光君は間違ってないと言ってくれた事が本当に嬉しかった。



その上級生たちは問題児なのだと言う。



青空学園は知的障害者の授産施設なのだか、何処の高校へも行けない問題児が入ってくる場合も多いらしい。


本当にこの青空学園に入りたいと思う生徒が、入れない可能性もあるかもしれない。


いつも納得出来ない思いがある。


でも、それを口に出して言う勇気を持ち合わせていない。