小さい事からずっと一緒にいた二人。



薫は私よりも光の事が分かっているし。



光が迷子なっても、薫には居場所が分かるようだ。



どんな広い場所でも、薫は簡単に光をみつくる事が出来る。



本当の双子のようだ。



長男とは年が離れていた為、長男の参観会に2人を連れて行くのは大変だった。


長男の授業を参観していたら、廊下にいた二人がいない。


その時、校内放送が流れ、2人の居場所が告げられ。



瑛には恥ずかしいから、もう二人を連れて学校へ来なくていいと言われてしまう。



それからは長男の参観会に、二人を連れて行くのを止めて、実家に預けた。



実家には預けたくはなかったが、この際仕方がない。



私の母親は光が自閉症であることを嫌った。


世間体が悪いから、家に連れて来るなと言う。


だから、私は光を連れて実家に帰る事を止めた。