そして、


「――――ふぇ?」


開けた先にあったモノに驚いて、変な声をあげてしまう。

なぜなら……


「父さんと、……母さん?」


…見えたのは、私が小学生の頃に他界した、私の両親だったから。


ってか、え、……なにコレ。


私、死んだんじゃないの……?

疑問を抱きながらそれを見る。
と、

掠れた不鮮明なビジョンの中、


「……なに、…これ……」


二人は、体を血まみれにして道路に倒れていた。

そして、二人より少し離れた所に