***



「ふあ~…」


あれから結局『ありがとう』
も言えないまま



蓮と何気ない会話を交わして
家まで送ってもらって帰宅して



ベッドに飛び込んだのでして。




「ああぁぁぁあ~~~…」


_| ̄|○

頭の中はこのマーク↑でいっぱい。







…このままじゃ駄目だ!


せっかく素直になるって決めたんだから
ヘタれる訳にはいかない。





(…せめて、可愛いメールを送ろう)



あたしは枕元にある携帯を取って
メールの作成に取りかかった。