「呼び出して悪かったな。バイト戻れ」 「九頭竜くん………あの」 「綺良でいい」 「あ、うん………綺良くん」 おずおずと俺の名前を呼ぶ声になんだか暖かい気持ちになった 「アドレス教えて下さい!」 「んな大声出さなくても」 「笑わなくても……」 顔を真っ赤にする時久を誰にも渡したくないと思った 自分のことだけど全然わからない 「携帯出せよ」 時久にアドレスを教え俺は仕事、時久はバイトに戻った