虹の音




「後悔してないか?」


遠くで声がする。


「何に?」


「戻ってきたことに」




―…たぶん神様だった。




「辛くないのか」


「…別に」



…あたしは馬鹿か。

こんな中でもまだ期待を抱いてるなんて。


あれは冗談だったんじゃないか?


「ま、戻りたかったら泣けばいい」


そのまま神様は消えた。







あれは、夢…だったんだろう。