『綺麗だね。』 亜依菜と手を繋ぎ海辺を歩く。 この海は気に入ってくれてそうだ。 それにしても寒い。 俺はそっとジャケットを亜依菜にかけた。 『ありがとう。でも先生風邪引いちゃうから。』 ジャケットを返そうとする亜依菜。 『バカ、お前が風邪引いたら心配だろ?』 俺がかけ直すと 『ありがとう。』 といい俺の腕にしっかりと体を近付けた。