先生は旦那様(仮)2


店に新規の客がやってきた。


それが氷室のお母さんと友達だ。


オーナーはホストクラブ初という彼女を簡単に落とせると思った。


でも彼女は馴れ馴れしく肩を組んでくるオーナーに


『バシャ。』


グラスに入ったウーロン割りを顔にかけた。


『何すんだよ!!』


さすがにオーナーも苛ついて怒ったが


『バカじゃないの!!ちょっと顔がいいからってうぬぼれてんじゃないの!!そんな接待でよくナンバー1って言えるわね。』


『あっ?』


睨み付けるオーナーに一枚の名刺を置いて店を出ていった彼女。