仕方ない。 卒業まで我慢するか。 俺達は久しぶりに家でふたりでくつろいだ。 『じゃあ俺行くわ。』 亜依菜と一時間一緒にいてもうひとつの家に帰る。 『もう帰っちゃうの?』 『ああ、明日も学校だしまた週末来るから。戸締まりしっかりして寝ろよ。』 寂しそうな表情をする亜依菜にそっとキスをした。