グイッ。 思い切り舞に腕を掴まれた。 『ほら、こうすればイケメンなんだから。』 舞はポケットのブラシを取りだし髪をときだした。 『オイッ。』 俺の制止を構わず髪をセットしだす。 愛はきょとんとした顔で見てくる。 『本当のかっこよさは先生の性格だけど愛にはそれはわからないだろうね。』 小馬鹿にした言い方をした舞に苛つきながら教室を出ていった愛。 険悪なムードなんですが…。