先生は旦那様(仮)2


『はーい、ゲーム終了。』


教室のドアがいきなり開き振り向くと舞がいた。


『お前いつから?ゲームって?』


『もうそろそろ終わると思って廊下でこっそり見てたの。愛は未唯とカケしてたんだよね?』


『………。』


『カケってなんだよ?』


『先生を口説き落とせるかのゲーム。落としたら壱万円ってね。』


そんなくだらないカケに。


しかも俺の価値はたったの壱万円かよ。