『はーい、ゲーム終了。』 教室のドアがいきなり開き振り向くと舞がいた。 『お前いつから?ゲームって?』 『もうそろそろ終わると思って廊下でこっそり見てたの。愛は未唯とカケしてたんだよね?』 『………。』 『カケってなんだよ?』 『先生を口説き落とせるかのゲーム。落としたら壱万円ってね。』 そんなくだらないカケに。 しかも俺の価値はたったの壱万円かよ。