「どうしたの~?」 跳ねた髪の毛を直しながら拓哉に言う。 「…いや、あのさ…」 気まずそうに声を詰まらせながら何かを言いたそうな拓哉。 その姿を見た時、私の中でピンッと何かがひらめいた。 「高体連…不安なの…?」 私の言葉に拓哉は目を見開き、静かに小さく頷いた。 …やっぱり。 いつも部員全員を引っ張り尊敬されてる拓哉だが、その分プレッシャーが他の人よりも倍。 高校生活最後のこの高体連は拓哉自身にとって不安でいっぱいなんだろう。