なんのためらいもなく、

春乃を持ち上げ

保健室へと連れて行った。




なんでだ??



なんでこんなに

ドキドキしてんだ??

バカみてー


まさか春乃に

心臓の音聞かれてるか?

まぁ、大丈夫か…



『んっ、蓮矢??』


『大丈夫か~、バカ』


『うっさい、でも…ありがと』

『あー。もう喋んな寝てろ』



スースー



寝るのはえーよ


でも素直な所あんじゃん。


ゆっくり寝てろ、

春乃…


春乃の頭を2回なでて

保健室を出た。