夢の続きで逢えたら


それを見た浩二が、

「今時、ドラマでもそんな奴いないぜ」

と笑いながら小さなツッコミを入れていたが、

僕からすれば、二人とも完全に周囲の笑いの的になることは間違いなかった。




でも当の僕は、

いたって普通で、個性的な二人には、ある意味負けていた。



アウトドア派の二人とは対照的に、インドア派の僕は、

この季節にも関わらず、

一人だけ肌が白かったのが唯一恥ずかしかった。




「みんないこー!」


詩野が遠くから、僕ら三人に手招きをする。



「あれ?詩野ちゃん水着じゃないのかな?」


どこか残念そうに浩二が目を細めて、

小さくなっていく詩野を目で追った。




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