《完》嫌われ教師の腕の中

出口のない迷宮の中を歩く私。



その迷宮に飛び込んで来て私に手を差し伸べてくれた先生。



「……俺はお前を愛してる…口惜しいが…愛してる…」



「先生??」


どことなくぎこちないけど必死に…私に愛を囁く先生。


「でも…カタチがない…」


「・・・」


「そうだな…カタチはないな…」


私の言葉に先生は苦笑。