「……佐々木は帰っていいぞ~お前の父親にはたくさんの寄付金を貰ってるからな~」


「!!?」


「失礼します!!尾上先生」


佐々木君はマジで罪を逃れて…先に帰された。


「サイテー~」



「佐々木にとってお前は唯のセフレみたいだな~。自分だけあいつは罪を逃れて帰ったぞ」



「言われなくても分かってるわよ…」


尾上先生はずれた眼鏡のブリッジを上げて私を面白げに見つめる。



「何ですか?」