私たちは慌てて…声の主をおそるおそる見つめる。


顔見なくても…この蔑むような低音ボイス。
その声の主が誰なのか…すぐにわかった。



ウチの担任で生物担当兼生徒指導の教師。



尾上颯斗(オノウエハヤト)先生



校内では冷酷、鬼畜、俺様の嫌われ教師。



尾上先生は学園長のご子息だから…校内の先生たちは誰も逆らえない。