《完》嫌われ教師の腕の中

「いいから…服を着ろ…」


私の言葉は右から左に流して…無視。



私は仕方なく布団の上に散らばった自分の服に手を伸ばす。



私の着替えている間…尾上先生は紳士的に背を向けて、待っていた。



先生を見ると…


昨日の夜を想い出す。



あんな風に時間をかけて私の身体に触れたのは初めて相手…圭吾(ケイゴ)以来。


佐々木君たちなんて…自分の欲望ばかり押し付けて性急で適当。