「別れても、好きでいていいですか…?」


加菜子は今日も、櫂と一緒にいる。今すぐにでも抱きしめられる、この距離に。

「──色気より食い気な誰かさんの飯を作るんで、精一杯でな」

「ちょっと~! 誰のことよそれー!」



 そして今日は、ずっと腕を組みながら表参道を歩いていった。