「可笑しなこと聞くなー。ヒィハハ。心?こころ、こころ、こころ、ねぇ。あのさー間違うなよ」


腰を折って、ユーズの頭に乗る足に更なる負荷をかけ。


「心があるから、殺すんだよ」


歯をむき出しにして、笑ってみせた。


「心がさ、殺しを求めているんだ。快楽を、快感を!殺した時に味わえるあのぞくぞく感。たまんないね!ぶっ飛ぶぐれえやべえの!」


「げ、すが……」


「それは自分の首、絞めているようなもんだぜ。よおーく考えろよ、ええ。お前が人を殺す動機はなんだ。

憎しみか?怒りか?ならばそれらはどこから来る?」