部屋に戻っても空は嬉しそうに笑っていた。
その笑顔を見ると、頭の中でもやもやと考えている自分がちっぽけに思えてくる。
だけど、こればかりはしょうがない・・・
「さてと、ちょっと行くかな」
「私も行きます」
嬉しそうな笑顔そのままに、当たり前のように答えてきた。
今、俺が行こうとしている場所に空を連れて行く?
「いや、お前は来ないほうがいいよ」
そんなことをしてしまったら、きっと今の眩しいくらいの笑顔が消えてしまうことになってしまう可能性が高い。
嬉しそうにしているこのときに、わざわざそんなことしなくてもいいのではないか・・・
「私に一人でここにいろっていうんですか」
膨れっ面をしているものの、やはり笑顔のままだ。
前進・・・
幽霊の空が果たして前進する必要があるのだろうか?
前進したところで死んでしまったことに変わりはない。
そんな空にわざわざ辛い思いをさせるようなことをしていいのだろうか。
その笑顔を見ると、頭の中でもやもやと考えている自分がちっぽけに思えてくる。
だけど、こればかりはしょうがない・・・
「さてと、ちょっと行くかな」
「私も行きます」
嬉しそうな笑顔そのままに、当たり前のように答えてきた。
今、俺が行こうとしている場所に空を連れて行く?
「いや、お前は来ないほうがいいよ」
そんなことをしてしまったら、きっと今の眩しいくらいの笑顔が消えてしまうことになってしまう可能性が高い。
嬉しそうにしているこのときに、わざわざそんなことしなくてもいいのではないか・・・
「私に一人でここにいろっていうんですか」
膨れっ面をしているものの、やはり笑顔のままだ。
前進・・・
幽霊の空が果たして前進する必要があるのだろうか?
前進したところで死んでしまったことに変わりはない。
そんな空にわざわざ辛い思いをさせるようなことをしていいのだろうか。



