「君との話も意外と楽しかったし」 満月の明かりは、まるでナンパくんだけを照らしているような。 「…男に言われても」 「いや、君女装してんじゃんっ」 「別に趣味なだけだし」 「…まじで幼なじみみたい」 いいじゃん。趣味だもん。 男が好きな訳じゃないから。 「でも……」 「ん?」 「君みたいな男なら、好きになっちゃうかもね?」 「はっ!?」 「……ぶはっ!んなわけないじゃん!キモッ」 「……もうやだ、この人種」 落ち込んでいたって、どこか輝いて見えるのは月光のせい?