君の色気、月夜の魔力!



いいか、よーく聞け!

そう前置きすると一息で喋りきった。



「俺のお兄ちゃんはな、それはそれは格好いいんだ!」


目キラキラー。


「お兄ちゃんの良い所を挙げていくと三日三晩はおろか、一ヶ月かかっても言い切れないが、どうしてもと言うなら教えてあげる」


言ってませんけどー。


「まず、艶やかな黒髪!濡れたように光るあの髪はシャンプーのCMに出てるどんな女優よりもサラサラ。寧ろお兄ちゃんが出るべき。ああ、でもお兄ちゃんがテレビに映ると皆惚れるかもしれないし…やっぱ却下だな」


真顔で言うな。
というかまさか全身言う気か。


「それに物凄くイケメンだし。あの切れ長の瞳は髪と同じく真っ黒で。でもそれが余計に凛々しさを増してるというか。それに形の良い唇は気安く開かないし」


…それが内面ツッコミに忙しいからだというのは読者さましか知らない訳で。


「なんと言っても性格だよなぁ。まあ、ちょっと堅い所もあるけど、俺には優しいし。そこがまた良いんだけど」


お前は女子高生か。


「指も長くて細いし。あれで頭を撫でられるのが気持ち良いんだよ」


あの、ごめん。ドン引くんだけど。


「何気に着痩せするタイプで、制服が似合うんだけど……」



長いので割愛。

もう一度言いますが、一息です。