「春菜、起きろ!」
「へ!?あ、は、はい」
輝樹の声で
飛び上がるように起きた。
「出かけるから 準備しろ」
「う、うん・・」
寝ぼけ状態で
大急ぎで出かける準備をし、
「できたか?」
「できた・・・」
そのまま車に乗ったのはいいけれど・・・
「どこ行くの・・?」
「んー?暇つぶし」
「暇つぶし・・・?」
「たまには どっか連れて行かねぇと
浮気されても たまったもんじゃねぇからな」
「なっ・・・浮気なんて
しないもん」
「あーそうか、浮気未遂か」
「未遂って・・・」
そう言われれば
何も言い返せない・・・。



