ナンパ男との恋3


「春菜、起きろ!」

「へ!?あ、は、はい」

輝樹の声で
飛び上がるように起きた。


「出かけるから 準備しろ」

「う、うん・・」


寝ぼけ状態で
大急ぎで出かける準備をし、


「できたか?」

「できた・・・」



そのまま車に乗ったのはいいけれど・・・


「どこ行くの・・?」


「んー?暇つぶし」


「暇つぶし・・・?」


「たまには どっか連れて行かねぇと
浮気されても たまったもんじゃねぇからな」


「なっ・・・浮気なんて
しないもん」


「あーそうか、浮気未遂か」


「未遂って・・・」


そう言われれば
何も言い返せない・・・。