ナンパ男との恋3

布団に入るけれど
輝樹は 背中を向け
やっぱり 怒っていて・・


「あ、あの・・・」

「・・・・・」

「輝樹・・寝た・・?」

「・・・・・」


ジワッと
涙が出てきそうになるのを堪えながら
目を瞑るけれど・・・


目を瞑って
涙が止まるはずもなく
耳の方へ流れていく。


「春菜・・」

背を向けたまま
輝樹が口を開き、


「ん?・・」


とっさに 目の上に
両腕を組むように覆い隠した。


「頼むから 他の男に
フラフラすんなよ」


「うん・・・」


自分の軽率な行動に後悔しながら
そのまま
眠りについた・・。