ナンパ男との恋3


『追伸:今夜が無理なら
明日でもいいから。
場所言ってくれたら
俺 迎え行くし・・』


「・・・誰?
つーか、男か?」


「えっと・・たぶん・・」


「は?この前の奴?」


「違うと思う・・・」


「違う男って事か?」


呆れたような ため息が聞こえる。



「携帯が調子悪いってのは?」

「卒業式の時に 誰にメアド教えたのか分からなくて
こういうメールがくると・・・その・・・
だから、メアド変更しようと・・・
けど分かんなくて・・・
明日でいいやって 電源切ったの・・
ごめんなさい・・・・」


しどろもどろに
言い訳を並べて・・・
自分で自分が嫌になる・・。



「他の男とも遊んでみたくなったとか?」


「そういうんじゃなくて
何も考えてなかったっていうか・・」


「・・・だろうな。
俺、もう寝るわ。」


そう言うと 布団に入り
反対側を向いてしまった・・。