ナンパ男との恋3


「そういや、今 試しにメール送ったから 電源入れてみろ」

「へ!?な、何?メール!?」

「だから、電源入れてみろって」

「でも メアド知らないんじゃ・・?」

「メアド?んなもん知るか。
同じショップなら 番号でいけるだろ?」

そうだけど・・・・

っていうか・・・

一体 いつの間に・・

違う、そもそも
この展開は 非常に
ヤバいような気が・・・


電源を入れ
しばらくすると

私の手の上で
メール受信の音楽が流れ


「おっ、届いたな。
音楽鳴るじゃん?
次は、文字か。
メール開いてみろ」

「あ、うん・・・」


でも・・・・

メール受信 2件って・・・

2件とも どうか
輝樹でありますように・・・

輝樹が横で見守る中
祈るような思いで
メールを開く。


「・・ん?それ
俺が送ったやつじゃねぇだろ?」


だぁ・・・・神様ってば
何で・・こんな仕打ちを・・・