ナンパ男との恋3


長い口づけから解放されたと思ったら

「さぁて・・・・
こっから先 どうしますか、
お嬢さん?」

と、耳元でささやくと

私の顔の前に 輝樹の顔・・・
少し含み笑いを浮かべている。


何も言わず
うつむくだけの私に


「ふぅん?ご要望はないって事か。
んじゃ、俺は
また遊び行ってくっかなぁ?」


その言葉に思わず顔を上げると


やっぱり、笑みを浮かべ
私の顔を見ている。


「こんな早く帰って来てほしくなかったとか?」

早い・・?

時計を見ると、まだ11時を過ぎたばかりだった。

「そんな事 思うはずないじゃん・・」


「ふぅん?」


私に 何を言わせたいんだろう・・・


「さて、どうしますか?」

どうしますかって聞かれても
何て答えれば・・・

どうしよう・・

・・・・・・


「い・・・一緒にいて・・」


もう、いっぱいいっぱいすぎて
耳も、顔も・・すごく熱くて
確実に真っ赤だ・・


「はい、合格。」

うつむいた顔を
両手で上にあげられると

「意地っ張りお嬢さんは
扱いが難しいなー
まぁ、そういうとこも好きだけどな」

そう笑うと
そのまま 担がれ
ベッドへと
放り投げられた。