ナンパ男との恋3

「さっきのマジで?」

「さっきの?」

「俺にもチャンスあるって」

「え?いやいやいや
そういう意味じゃなくて・・」

日本語って
難しい・・・。


「なんだー
俺 めっちゃ
期待したじゃん」

そう言うと
その場に 座り込んでしまった。

「紛らわしい言い方して
すいません・・・・」


「ね、佐々木さん」

座ったまま 顔を上げ
私に 手招きをするような仕草。

私も座れって事・・・?

少し しゃがむように
座ると

「もしかして
彼氏もち?」

「あ、うん・・」

「そ、そっかー
やっぱりねー
分かってはいたんだけど・・
最後だからさ
キスしていい?」

「は?それは
ちょっと・・・」


酔っ払ってきてるのか
目が据わってきてる。

やばい、
面倒臭くなってきた・・・