君ニ恋シテル

「あはっ!ウケル」

逞くんは私達のやり取りがおかしかったのか、お腹を抱えてククッと笑っている。

チラッとてっちゃんのほうを見ると、てっちゃんも微笑む感じで笑っていた。


二人が笑ってる…。
は、恥ずかしい…。
私は顔が熱くなるのを感じた。



〜♪〜♪


そんな中、携帯の着信音が鳴り響く。

昼間に比べケーキ屋の周りは人通りも少なく静かだ。

たまにBoy★2のファンらしき子達が通り過ぎるも、話に夢中でこちらを見向きもしない。

遠くからはガヤガヤ賑わう人の声、そして店内放送が聞こえる。