君ニ恋シテル

逞くんはパンっと手を叩くとこう言った。

「そうそう!この服!
メイド服みたいで可愛いって俺が言ったんだよね!
で、徹平も可愛いって。
へー!ここの制服だったんだぁ。
てっきりコスプレだと思ってた」

「あ、はい…」

そんな笑顔で真っ直ぐ見つめないでほしい…。
何も話せなくなる…。


でも、逞くんも覚えてくれてたなんて…。

もう、なんていうか…
これは現実?
夢…じゃないよね?

いきなり二人が目の前に現れて、会話してる。

信じられないよ。


だって、イベントの時も、夢かと思ったんだよ?

ほんとに信じられない。

ほんとに…