「よかったね!」

「亜紀ちゃん、店長に何か言ってくれたの?」

「ん?私はなんにも。
ただここにいただけだよ。」

「…そう?」


亜紀ちゃんはさっき買ってきたペットボトルの水をぐびぐびと美味しそうに飲む。


んー、まぁとにかく、一件落着ってことなのかな?


怒られることを覚悟していた私にとって、店長のあの態度は正直意味がわからなくて怖いくらいだけど…。


「ねっ!それよりどうだった!?生Boy★2はかっこよかった?」

「えっ…あ、うん!
そりゃあもう!」


ま、いっか…。
店長のことはまだ少し気になったけど、気にしないことにした。

亜紀ちゃんの質問で、Boy★2の感動が一気によみがえり、私はまた胸が熱くなった。