君ニ恋シテル

「私も、てっちゃんが好き…!」

しっかりと、目を見て伝えた。
私の気持ち。ずっと言いたくて言えなかった、素直な気持ちを。


ふわっと優しいぬくもり。
気付くとてっちゃんの腕の中にいた。

「良かった…」

そう呟くと、私を抱きしめる腕の力が強まる。


…っ。
愛おしくて、ぎゅっとてっちゃんの背中に腕を回す。
あったかい。
こんな気持ち初めて。



大好き。



ずっとずっと、心の奥底で夢見てた。
遠い遠い、芸能人に片思い。

絶対叶わないと思ってた。

知り合うことすら無理だと思っていた相手。
何度も何度も、消そう、諦めようって…。

それが今…両思いって、奇跡だよ。
こんなこと…ありえるんだね。


てっちゃん、ありがとう。
こんな私を好きになってくれて、ほんとにほんとに…ありがとう。



ずっと夢見てたことが、今現実になった。