ドキドキしながら順番を待つ。
他の子達が撮影するのを見ていると、肩を組んでもらったり、抱きついたりと、みんな大興奮。
私は恥ずかしくて絶対できない…。
「ひえー、みんな凄いね」
「まあ今回くらい大目に見てあげましょう」
「小沢ちゃん、めっちゃ上から目線だね」
そして…いよいよ亜紀ちゃんの番がやってきた。
2人の間で満面の笑みを浮かべ、3人での撮影を終えると、次に逞くんとの2ショット。
「肩組んで下さいっ!」
と、お願いする亜紀ちゃん。
「まあ、渡辺さんったら。瀬川くんという人がありながら」
百合香ちゃんは眉間にシワを寄せ、不機嫌な声を出す。
「んー…肩を組むぐらいなら…大丈夫じゃないかな?」
あ、でも洋祐くんヤキモチ妬きだからなぁ…どうだろう。
「私にはその感覚わからないわ」
と、ますます不機嫌な声。
「あ、あは…えっと、そうだ!百合香ちゃんもてっちゃんに肩組んでもらったら?」
「えっ!?ゆうにゃん、何を言ってるの!私は別に肩なんて…」
顔を真っ赤にして、必死で抵抗する百合香ちゃん。
チラッとてっちゃんのほうを見ると、亜紀ちゃんの隣でピースサインをしていた。
てっちゃんとは普通に撮影の亜紀ちゃん。
「はい、次の人ー!」
スタッフの声がかかり、私は百合香ちゃんにニコッと微笑みかけた。
ぎこちない足取りで2人の元へ向かうと、てっちゃんと逞くんの間に遠慮がちに戸惑いながら立つ百合香ちゃん。
百合香ちゃんはきっと、彼氏ができたら凄く真っ直ぐに想うんだろうな。
不器用ながら、一途に。
百合香ちゃんの未来の彼氏は幸せだね。
そんなことを思いながら、撮影風景を眺める。
逞くんとピースサインで写真を撮り終わり、次はいよいよてっちゃんと…
「あ、あの、肩を組んでもらえますか?」
恥ずかしそうに、顔を真っ赤にしながらてっちゃんに伝える百合香ちゃん。
てっちゃんはニコッと笑い了承すると、優しく百合香ちゃんの肩を抱いた。
ますます顔が真っ赤になった百合香ちゃんはピクリとも動かない。
さっきまで眉間にシワを寄せていたなんて嘘のよう。
その姿は可愛らしいうぶな女の子だった。
…まるで、恋してるみたい。
恋…?
頭に浮かんできた恋の文字に、自分でも疑問に思った。
私はまた百合香ちゃんを見つめる。
頬を真っ赤に染めながら、てっちゃんを見る百合香ちゃんの目は、どう見ても…
てっちゃんに恋してるように見えた。
他の子達が撮影するのを見ていると、肩を組んでもらったり、抱きついたりと、みんな大興奮。
私は恥ずかしくて絶対できない…。
「ひえー、みんな凄いね」
「まあ今回くらい大目に見てあげましょう」
「小沢ちゃん、めっちゃ上から目線だね」
そして…いよいよ亜紀ちゃんの番がやってきた。
2人の間で満面の笑みを浮かべ、3人での撮影を終えると、次に逞くんとの2ショット。
「肩組んで下さいっ!」
と、お願いする亜紀ちゃん。
「まあ、渡辺さんったら。瀬川くんという人がありながら」
百合香ちゃんは眉間にシワを寄せ、不機嫌な声を出す。
「んー…肩を組むぐらいなら…大丈夫じゃないかな?」
あ、でも洋祐くんヤキモチ妬きだからなぁ…どうだろう。
「私にはその感覚わからないわ」
と、ますます不機嫌な声。
「あ、あは…えっと、そうだ!百合香ちゃんもてっちゃんに肩組んでもらったら?」
「えっ!?ゆうにゃん、何を言ってるの!私は別に肩なんて…」
顔を真っ赤にして、必死で抵抗する百合香ちゃん。
チラッとてっちゃんのほうを見ると、亜紀ちゃんの隣でピースサインをしていた。
てっちゃんとは普通に撮影の亜紀ちゃん。
「はい、次の人ー!」
スタッフの声がかかり、私は百合香ちゃんにニコッと微笑みかけた。
ぎこちない足取りで2人の元へ向かうと、てっちゃんと逞くんの間に遠慮がちに戸惑いながら立つ百合香ちゃん。
百合香ちゃんはきっと、彼氏ができたら凄く真っ直ぐに想うんだろうな。
不器用ながら、一途に。
百合香ちゃんの未来の彼氏は幸せだね。
そんなことを思いながら、撮影風景を眺める。
逞くんとピースサインで写真を撮り終わり、次はいよいよてっちゃんと…
「あ、あの、肩を組んでもらえますか?」
恥ずかしそうに、顔を真っ赤にしながらてっちゃんに伝える百合香ちゃん。
てっちゃんはニコッと笑い了承すると、優しく百合香ちゃんの肩を抱いた。
ますます顔が真っ赤になった百合香ちゃんはピクリとも動かない。
さっきまで眉間にシワを寄せていたなんて嘘のよう。
その姿は可愛らしいうぶな女の子だった。
…まるで、恋してるみたい。
恋…?
頭に浮かんできた恋の文字に、自分でも疑問に思った。
私はまた百合香ちゃんを見つめる。
頬を真っ赤に染めながら、てっちゃんを見る百合香ちゃんの目は、どう見ても…
てっちゃんに恋してるように見えた。



