「あぁでもよかったー、浩ちゃんが百合香ちゃんを抱っこして出てきた時はほんとビックリしたし!何があったの?って」
え…?
山本くん今なんて…?
「そうだったの?」
ゆうにゃんが渡辺さんに聞く。
「そうだよー!しかも、お姫様抱っこ!」
は……?
渡辺さん…今なんて言った…?
「ははは!颯爽としててかっこよかっただろ?」
浩ちゃんが自慢気に言うと、
「かっこよかったー!」
「凄かったよー!」
ファンの子達が拍手をした。
お姫様抱っこ…?
私が、浩ちゃんに…?
お姫様抱っこ…!?
なぜそんなことに!?
驚きのあまり勢いよく起き上がる。
クラッと軽い目眩がした。
そうだわ…私、気を失って…それで…。
「元気になってよかったよかった!」
浩ちゃんは大口を開け笑いながら私の肩をぽんぽんと叩く。
…触らないでよ!
と、言いたいところをグッと我慢する。
これ以上みんなの前で恥をかくわけにはいかないわ…。
「よーし、じゃあそろそろ観覧車に移動するぞー!」
浩ちゃんがそう言うと、みんな移動を始める。
「ゆうにゃん、渡辺さん、先に行ってていいわよ」
2人は不思議そうな顔をしながらも、頷き歩き出した。
「あの」
「ん?なんだ?」
みんなと一緒に歩きだそうとする浩ちゃんを呼び止める。
「お姫様抱っこってどういうことですか?」
「どういうことって…?そのまんまの意味だけど…?」
きょとんとした表情を浮かべる浩ちゃん。
「そのまんまって…どうしてお姫様抱っこしたんですかって聞いてるんです!」
ほんと浩ちゃんって人は私をイライラさせるのが上手ね。
「いや、だって…百合香ちゃん理科室で気失っちゃったから」
右手で頭をぽりぽりかきながら話す浩ちゃん。
だからそんなのわかってるわよ。
私が聞きたいのは、なぜお姫様抱っこなのか?ってことよ。
他にも運ぶ方法はあったはず。
よりによってお姫様抱っこをするなんて…最悪すぎるわ。
え…?
山本くん今なんて…?
「そうだったの?」
ゆうにゃんが渡辺さんに聞く。
「そうだよー!しかも、お姫様抱っこ!」
は……?
渡辺さん…今なんて言った…?
「ははは!颯爽としててかっこよかっただろ?」
浩ちゃんが自慢気に言うと、
「かっこよかったー!」
「凄かったよー!」
ファンの子達が拍手をした。
お姫様抱っこ…?
私が、浩ちゃんに…?
お姫様抱っこ…!?
なぜそんなことに!?
驚きのあまり勢いよく起き上がる。
クラッと軽い目眩がした。
そうだわ…私、気を失って…それで…。
「元気になってよかったよかった!」
浩ちゃんは大口を開け笑いながら私の肩をぽんぽんと叩く。
…触らないでよ!
と、言いたいところをグッと我慢する。
これ以上みんなの前で恥をかくわけにはいかないわ…。
「よーし、じゃあそろそろ観覧車に移動するぞー!」
浩ちゃんがそう言うと、みんな移動を始める。
「ゆうにゃん、渡辺さん、先に行ってていいわよ」
2人は不思議そうな顔をしながらも、頷き歩き出した。
「あの」
「ん?なんだ?」
みんなと一緒に歩きだそうとする浩ちゃんを呼び止める。
「お姫様抱っこってどういうことですか?」
「どういうことって…?そのまんまの意味だけど…?」
きょとんとした表情を浮かべる浩ちゃん。
「そのまんまって…どうしてお姫様抱っこしたんですかって聞いてるんです!」
ほんと浩ちゃんって人は私をイライラさせるのが上手ね。
「いや、だって…百合香ちゃん理科室で気失っちゃったから」
右手で頭をぽりぽりかきながら話す浩ちゃん。
だからそんなのわかってるわよ。
私が聞きたいのは、なぜお姫様抱っこなのか?ってことよ。
他にも運ぶ方法はあったはず。
よりによってお姫様抱っこをするなんて…最悪すぎるわ。



