「可愛いテディベアー!私が欲しいくらいだし!」
亜紀ちゃんはいいなぁと何度も羨ましそうに言葉を繰り返す。
そう、私は迷ったあげく、テディベアを買ってしまった。
どうしても棚の前から動けず、気付いたら夢中になって選んでいた。
マリンルックの可愛いテディベア。
男の子と女の子、両方買ってしまった…。
しかも…
「お揃いのネックレスまで買っちゃってー!」
亜紀ちゃんっ…!
もうそれ以上言わないで!
自分でもかなり恥ずかしいと思ってるんだから…!
ダブルリングのペアネックレス。
テディベアだけにしようと思っていたのに、たまたま目について、欲しくなって買っちゃったんだよね…。
バカ…だよね。
カップルでもないのにこんな…。
今になって心底恥ずかしくなって、私は思わず俯いた。
「優奈、どうしたの?可愛いプレゼントじゃん!」
亜紀ちゃんは私の頭をぽんぽんした。
「ゆうにゃん、大丈夫よ。何も恥ずかしがることじゃないじゃない」
「百合香ちゃん…」
私は涙目になりながら、ゆっくりと顔を上げる。
「そうだよ優奈ー!女の子のほうのテディベアを徹平にあげるんだよね?」
「う、うん…そうだよ」
「ふふ…ちゃんと言わなきゃダメだよ?これ、私だと思って持っててねって」
また顔が一瞬で熱くなる。
「…亜紀ちゃんっ!そういうつもりで買ったんじゃないから!」
って、ほんとはそうだけど…!
亜紀ちゃんは全てお見通しだった。
でもこれは私の勝手な憧れで…実際てっちゃんにそんなこと言えるわけないし!
「えー!ネックレスもペアだって言って渡さなきゃお揃いの意味ないじゃん!」
意味なくてもいい!
絶対言わないもん!
そんなの、イヤだと思われるかもしれないのに…言えないよ。
「言わないよ…言えるわけないじゃん」
「優奈もっと積極的にいかないと伝わらないよ!」
「亜紀ちゃんっ!」
話しすぎ!
亜紀ちゃんはヤバッというような表情を浮かべると、苦笑いでアイスコーヒーを飲む。
もうっ…。
私がてっちゃんに恋してるって、百合香ちゃんは知らない…。
別に隠してるわけではないけど、わざわざ自分から話すのもおかしい気がするし…。
亜紀ちゃんはいいなぁと何度も羨ましそうに言葉を繰り返す。
そう、私は迷ったあげく、テディベアを買ってしまった。
どうしても棚の前から動けず、気付いたら夢中になって選んでいた。
マリンルックの可愛いテディベア。
男の子と女の子、両方買ってしまった…。
しかも…
「お揃いのネックレスまで買っちゃってー!」
亜紀ちゃんっ…!
もうそれ以上言わないで!
自分でもかなり恥ずかしいと思ってるんだから…!
ダブルリングのペアネックレス。
テディベアだけにしようと思っていたのに、たまたま目について、欲しくなって買っちゃったんだよね…。
バカ…だよね。
カップルでもないのにこんな…。
今になって心底恥ずかしくなって、私は思わず俯いた。
「優奈、どうしたの?可愛いプレゼントじゃん!」
亜紀ちゃんは私の頭をぽんぽんした。
「ゆうにゃん、大丈夫よ。何も恥ずかしがることじゃないじゃない」
「百合香ちゃん…」
私は涙目になりながら、ゆっくりと顔を上げる。
「そうだよ優奈ー!女の子のほうのテディベアを徹平にあげるんだよね?」
「う、うん…そうだよ」
「ふふ…ちゃんと言わなきゃダメだよ?これ、私だと思って持っててねって」
また顔が一瞬で熱くなる。
「…亜紀ちゃんっ!そういうつもりで買ったんじゃないから!」
って、ほんとはそうだけど…!
亜紀ちゃんは全てお見通しだった。
でもこれは私の勝手な憧れで…実際てっちゃんにそんなこと言えるわけないし!
「えー!ネックレスもペアだって言って渡さなきゃお揃いの意味ないじゃん!」
意味なくてもいい!
絶対言わないもん!
そんなの、イヤだと思われるかもしれないのに…言えないよ。
「言わないよ…言えるわけないじゃん」
「優奈もっと積極的にいかないと伝わらないよ!」
「亜紀ちゃんっ!」
話しすぎ!
亜紀ちゃんはヤバッというような表情を浮かべると、苦笑いでアイスコーヒーを飲む。
もうっ…。
私がてっちゃんに恋してるって、百合香ちゃんは知らない…。
別に隠してるわけではないけど、わざわざ自分から話すのもおかしい気がするし…。



