「逞も亜紀ちゃんにピック渡してたじゃん。それに優奈ちゃんだけじゃなく、百合香ちゃんにも渡したし」

「徹平が優奈ちゃんに渡したら亜紀ちゃんにも渡さないわけにはいかないだろ?それに優奈ちゃんに一番最初に渡してたじゃん!」

逞はそう言うと、またニヤニヤして俺を見つめてきた。


「なんなんだよ、その目は」

「別にー!」