ふと視線を感じ隣を見ると、思いっきり怖い目で私を見るあの子の姿が。

うっ…!怖い…!
凍りついたように体が固まった。


「ふんっ!
徹平ーーーーーっ!!」

私から目をそらすと、その子はまた凄い勢いで叫びだす。


こ、怖かった…。



その後すぐに、逞くんも亜紀ちゃんにピックを手渡し、亜紀ちゃんは大喜び。

同時にてっちゃんも、私の隣の子にピックを手渡した。
隣の子は滝のような涙を流し、喜んでいた。




そして…
笑いあり、涙ありのコンサートは、最高の盛り上がりで幕を閉じた。