「おー!優奈、いい飲みっぷり!」

「…けほっ!」

炭酸のしゅわしゅわが…キツイ。


「もうー、気をつけないと…大丈夫?」

亜紀ちゃんの言葉に私は静かに頷く。



「タイトルは、夏に恋して…へー」

私の携帯を覗きこみながら呟く亜紀ちゃん。

まさに夏ドラといったタイトル。


「何々、しかも主題歌もBoy★2なの?『夏に恋して』ってドラマと同じタイトルでCD発売するんだー」

「うん、そうみたい」

「きゃあ!逞も友情出演でちょっと出るって書いてるよ!?
嬉しいー!」


逞くんの名前を見つけると、亜紀ちゃんは嬉しそうに笑い出した。

「ドラマ楽しみ!
優奈もさ、西村陽花のことなんて気にしない気にしない!」

「…うん」