「夏葉ちゃんと琴音ちゃん、もうすぐ来るんじゃないの?紀香」


お母さんが時計を見ながら言った。


私も時計を見ると、確かに約束の時間になる頃。


「うん!もうすぐ約束の時間だ!!早くしなきゃ!!」


モグモグ……


私はハンバーグを急いで、口の中に運ぶ。


「…………」


「お母さん?なんで固まってるの?」


一旦箸を止めた。


「――――アンタ、まだ食べるの?」


お母さんが呆れ気味にため息をつきながら、私を見て来た。


ハヘェ……


ため息つかれちゃったよ。


何でだろう??