足のしびれが引いてきたので僕は、立ち上がった。
すると、暗闇の中から二人の視線を感じた。

(まさか怒ってる?でも、あれはしょうがない不可抗力だ。)

僕は、そういいたかったが言える訳がないので黙っていた。

「祥ちゃん!」

「大橋君!」

二人の怒った声が部屋に響いた。

(やばい!!なんとかしないと。)

僕は、額についた汗を拭いながら考えた。
その時、

ガチャ ガラガラ

暗闇の中に光が降り注いだ。