走ったのでいつもより早く学校に着いた。

『ハアハアハア……。』

息を切らしながら学校に入っていった。
自分の教室の二年三組に入りそのまま自分の席に倒れこんだ。

「おいおい、朝ぱらからなに疲れてるんだよ。」

前に座っている僕の親友の加賀貴志(カガタカシ)が声をかけてきた。

『まあ、いろいろあったからね。』

「へーえ、朝からかわいい女の子に声かけてたじゃん。」

『見てたなら助けてよ。というより何で先に学校にいるの?』