「ん、んぅ…ッ」



苦しがり、俺の胸を叩くメグを無視してベッドまで行って押し倒せば、抵抗はしなくなったものの、目尻からは涙が溢れてる。

唇を離せば、呼吸を乱すメグは、顔を手で覆って泣き続ける。



「…泣くほど、嫌だったんだな」



俺は下唇を噛み、メグの頭を撫でて部屋を出た。

自分が撒いた種。

自身が憎くなった。

そして、心にポッカリと、穴を掘られた気分だった。

…ごめん、メグ。

俺はお前に嫌われる人生でしか、生きられないみたいだ。

もう、泣かせない。

関わらないから、安心して笑って生きてけ。