俺は沙弥ちゃんにココアを出した。 「はい!…んでどうした?受験勉強の方は大丈夫?」 「そのことなんですけど…」 ん…? 「私…外国の…アメリカの大学を受験することにしたんです…!」 アメリカ…? 「そっ…か…。うん、沙弥ちゃんならきっと受かるよ! 合格したらお祝いしてあげるよ!!」 俺は明るく言った。 アメリカ…かぁ…。 遠いな…。