------------ 「アンタってホンマ都合のええ女やねぇ」 昼休み、 食堂で友人の月見 アヤカ(ツキミ アヤカ)が 呆れた顔をしてアタシに言う。 わかってる、 それくらい。 でもアタシ、 彼の都合のいい女でも構わない。 結構それでも平気だもん。 もう慣れたし。 何も答えないできつねうどんを食べ続けるアタシに彼女はため息ついて続けた。 「他にも女の影あるんやろ?」 お箸でアタシを差しながらむっとした顔。