あ、そっか。 アヤカはあのカフリンクスが高価なブランド物だってわかってたから。 きっと持ち主もそれに似合ったかっこいい人だって思ったのか。 「なあ、どんな?」 「確かに外見はオトナでクールでカッコいいかもしんない。 でも性格は…」 アタシは説教する彼の姿を思い出しなぜかそれがおかしくてぷっと吹き出した。 そんなアタシを見て不思議そうな顔をするアヤカ。 「なんや楽しそうやね、 そのひととええことあったん?」