「具合悪いのか?」 えーっと、 それはですね。 具合悪いとかそんな熱じゃなくて。 たぶん、 紫竹さんがアタシからもっと離れてくれたら治るかと思うんですケド。 「ちょ…あんま近かったら、 ホラ、まだ向こうにふたりいてるし…」 アタシは少し距離とってもらおうとそう言ってみる。 でも紫竹さんは平気な顔して答える。 「大丈夫、 暗いし俺の背中に隠れて向こうからは何も見えないから」 そんなの、大丈夫とか。 そういう問題とはまた違うような。