「ふーん」 彼は無表情に答える。 そんな顔を見てももうなんとも思わなくなった。 「ま、俺ももうええかなって思ってたし」 「…うん」 「じゃあ…アタシたち…」 アタシがそこまで言いかけたとき石橋さんがやってきた。 そして 今ここで初めて見るような顔して話しかける。 「あれ? こないだ銀行に来てたふたりちゃうの?」 にっこりと笑う彼女。 計画通り。 でもアタシは驚いたフリをする。